埼玉県越谷市の河合造園では、埼玉県を中心に外構のアプローチを施工しています。玄関アプローチは素材・施工方法が様々です。どれを選んでよいか悩みますよね。ここでは基礎知識からおしゃれな物からバリアフリーまで色んなパターンもご紹介いたします。
目次:
玄関アプローチとは?その役割と重要性

玄関アプローチとは、門から玄関ドアまでの通路のことを指します。ただの通路ではなく、来客を出迎える「家の顔」として、美しさと安全性、利便性を兼ね備える必要があります。例えば、玄関アプローチは雨の日にも滑りにくい素材を使い、夜間には足元を照らす照明を取り入れるなど、細やかな配慮が暮らしの快適さにつながります。
玄関アプローチと玄関ポーチとの違いは?

玄関ポーチは、玄関ドア前の屋根付きの小さなスペースを指します。建物の構造に含まれる部分で、屋外と屋内の中間的な空間です。玄関アプローチの一部です。良くタイルで施工されています。
玄関アプローチのサイズはどれくらい?
用途や何人通るかでサイズは変わってきます。ある程度の目安としてのサイズです。将来的な事も考えると120㎝以上はあった方が良いと思います。
1人用なら横幅70㎝~

最低限でいえば60㎝からと言われていますが狭小地でなければ少し余裕はあった方が良いかと思いますのでこれぐらいが妥当ではないでしょうか。
2人用なら横幅120㎝~

二人が揃って歩ける・すれ違える広さだと最低限、これくらいはあった方が良いと思います。状況に応じて考えましょう。
自転車押し・車椅子・ベビーカーは幅120㎝~

お子様・ご高齢の方がいる場合はこれぐらいが必要になるかと思います。また滑らないような施工(刷毛引き・洗い出し・手すり)する事も考えておいた方が良いと思います。
玄関アプローチの長さ(距離)

家から敷地までが長さとなるの決まりはありません。長い方が防犯面では良いですが、コストが上がると思います。注文住宅の場合は建物の位置を考える必要があります。
玄関アプローチは必要?いらない?無しでも大丈夫?
玄関アプローチは必要なのかとよく言われまていますが、100%必要というわけではありません。実際にない所もあります。敷地が狭くスペースに余裕がない場合や駐車スペースを優先したい場合はない場合が多いです。ご自宅の状況をよく考えて決めて頂ければと思います。
玄関アプローチのメリット・魅力とは?
実際に玄関アプローチは必要ないという方も一定数いらっしゃいます。では玄関アプローチのメリットはどのような事があるのかをご紹介いたします。
見た目の美しさ

玄関アプローチの魅力として見た目の美しさがあると思います。鮮やかなアプローチにすると最初に家をみた人からの印象が良くなります。建物の色やデザインと融合したアプローチは特におしゃれなイメージになります。
プライバシー確保や防犯性UP

長いアプローチや曲線・植栽やセンサーライトなどを使用することで防犯性やプライバシー空間を作る事が出来ます。
導線が明確

敷地の入り口から玄関までの導線が明確になりお客様がスムーズに入れます。
玄関アプローチの配置パターン
直線の玄関アプローチ

門から玄関までをまっすぐに結ぶ配置パターンで視線が一直線に抜けるため、堂々とした印象になります。特にモダン・シンプルな住宅にマッチします。プライバシーが確保しにくく、玄関内が道路から見えやすいデメリットもあります。
カーブ(曲線)の玄関アプローチ

ゆるやかなカーブを描いて玄関へと導く配置パターンでナチュラルや洋風、和風の住宅によく合います。庭や植栽スペースとの相性もとても良いです。歩く楽しさがあり、視線をコントロールしやすく、プライバシーも守れます。
横からの玄関アプローチ

玄関ドアが道路に面しておらず、建物の側面または斜め側に配置されている場合の動線。通常は、建物の側面から回り込むように玄関へと向かうようになります。敷地形状に制約がある場合、駐車場・カーポートを優先する場合などによく採用されます。
アーチ+玄関アプローチ

アプローチに「アーチ」を取り入れることで、家全体の印象を格上げすることができます。玄関ポーチのすぐ前に設置する方法もありますが、敷地内のアプローチの途中に設けることで、奥行き感を演出することもできます。
斜めの玄関アプローチ

斜めの玄関アプローチは、限られた敷地でも「広がり感」「奥行き」「プライバシー」「デザイン性」を同時に得られる、効果的なレイアウトです。「ちょっと人と違う外構にしたい」という方には特におすすめです。
クランク(直角)の玄関アプローチ

直線と直角(または斜め)の折れを組み合わせた動線。モダン住宅やデザイン性重視の外構に多く見られます。動線にリズムが出ておしゃれな事、目隠しや植栽で視線をコントロールできる等のメリットがあり、通行時に方向転換が必要になるデメリットもあります。
L字の玄関アプローチ

門から一度直角に曲がって玄関へ向かう動線。建物側面や裏手に玄関がある場合に適する。道路から玄関が見えにくく、プライバシー性が高い建物の形状やフェンスと合わせて調和しやすい事がメリットです。
距離が狭い玄関アプローチ

門から玄関までの距離が限られている、または敷地に余裕がない場合のアプローチ設計を指します。素材や施工の仕方で印象的に見せる事が出来ます。
玄関アプローチでよく使われる素材・材料
土間コンクリート

最もシンプルな施工です。仕上げ方法として金鏝仕上げ・刷毛引き仕上げ・洗い出しの3パターンがありますが、そのほとんどが滑り止め効果のある刷毛引き仕上げか、洗い出し仕上げのどちらかです。また耐久性・耐火性に優れている点とコスト面が良いのがメリットです。
アスファルト

石材(天然石)
石英岩

石英岩(クォーツ)を主成分とした緻密な天然石で非常に硬く耐久性に優れており色も豊富で滑りにくいメリットが多い材料です。
石灰岩

炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩でサンゴ礁や貝殻で出来た天然石です。石英岩より柔らかく加工がしやすいのも特徴です。
花崗岩

マグマが固まった火成岩の一種で硬くて劣化しにくく、耐久性の高い天然石です。高級感があり、和風・洋風にも合います。
御影石(ピンコロ石など)

花崗岩(かこうがん)の一種で高品質のものを指します。兵庫県神戸市の御影地区が産地として有名だった事から呼ばれています。ピンコロや飛び石などの材料に使われます。
大理石

石灰岩は高温・高圧のもとで変成された結晶質の岩石で美しい模様を持つ石材です。磨くと光沢がでて高級感が欲しいときに重宝します。他の石材に比べて柔らかくキズが付きやすいのがデメリットです。
大谷石(おおやいし)

栃木県宇都宮市の大谷地区が産地の石で火山灰が堆積してできたもので出来ています。外構に広く用いられてきた天然石です。古い家の塀によく使われていた石です。
砂利・化粧砂利

砂利は約2mm〜30mm程度の小石の事を指します。自然石を砕いた砕石や川や海にある丸みのある物もあります。化粧砂利は装飾用の砂利です。
DIYにおすすめ

基本的に撒いて高さを整えるだけです。(フラットにするのは意外と難しいですが)またコストも安く、DIYでやりたい方にお勧めです。
化粧砂利のメリットは色が豊富

化粧砂利は粒の大きさや色のバリエーションが多く、建物の色に合わせたりする事でオシャレにする事が出来ます。1色だけではなく混色(赤・緑・白など)の物もあります。
枕木・枕木材

大きく分けて天然枕木とコンクリート製枕木の2種類のパターンがあります。ナチュラルなイメージの外構で良く使われます。元々は鉄道のレールを支える為に使われていたもので、現在では外構の装飾用の木材やコンクリート製品として使われています。
枕木風のコンクリートがお勧め

実際の所、外構ではコンクリート製の枕木がほとんどです。雰囲気を崩さず、メンテナンスがいらないため、お勧めしています。
砂利との相性が◎

砂利と枕木の組み合わせが多く、おしゃれで人気のある施工になります。DIYでもやりやすいのもメリットです。
レンガ

レンガ(煉瓦)とは、粘土と岩と水を合わせて練って、型に入れて焼き固めたものをいいます。形は直方体で、色は赤茶色のものが主流です。コンクリートより耐久性が高いとされています。種類は普通レンガ、化粧レンガ、舗装用レンガ、耐火レンガなど様々です。
レンガのメリット
インターロッキングのメリットのご紹介。主に耐久性とデザイン性が挙げられます。洋風・おしゃれにしたい方におすすめの素材になります。
耐久性・防火性・断熱性・防音性

土を焼いて作るため最初から防火性があります。音を遮る性能も高く、防音性も高いです。風雨や紫外線にも強く100年以上もつ事もあります。
メンテナンスが少ない

耐久性が強い為、外壁塗装のようなメンテナンスはいりません。長持ちするのがメリットです。
デザイン性が高い

レンガは自然な風合いや色合いがあり、欧米風の建築スタイルにお勧めです。
レンガのデメリット
初期コストが高い

材料が高価な事と職人の手作業の為、工期も掛かってしまい、結果、高額になります。
施工方法によっては地震に弱い

モルタルで接着したタイプは、特に耐震性が低くなることも、さらに一度破損等した場合は耐久性があるゆえに撤去しづらいため修復が難しい。
重量がある

レンガ自体、重量があるので重さに耐えられるしっかりとした基礎設計が必要です。
タイル

タイルと粘土・石・セラミックなどを焼き固めて作られたもので、外構では門柱やデッキの仕上げ材として使われる事が多いです。耐久性・防滑性・美観性を兼ね備えた建材です。外構では磁器質タイルが良く使われます。
タイルのメリット
耐久性(色・摩耗)

摩耗や傷に強く変色・劣化が少ない。逆に衝撃には弱いです。落としたりすると、ほぼ100%割れます。
耐候性・耐熱性

雨・風・紫外線などの自然環境に強い特徴があります。また熱にも強く、外構ではバーベキュースペースのコンロ周りに使われる素材になります。
防滑性

外構用の凹凸のあるザラザラした物は滑りにくい構造になっています。お風呂とかで使われるタイルは逆に滑りやすいです。
デザイン性

多種多様な色・デザイン・質感があるので雰囲気に合わせて選ぶ事ができます。高級感を出したい時にも良く選ばれる素材です。
掃除・メンテナンス性

水を吸収しにくく、汚れが付きにくい為、お掃除が簡単です。
タイルのデメリット
滑りやすさ

ザラザラしていないタイルは滑りやすく、濡れるとさらに滑りやすくなります。磁器質タイルをおすすめいたします。
施工費がやや高め

タイル貼りは専門の職人がいるほど難易度が高く、人件費が高めになります。また割れやすく扱いが難しいです。
衝撃に弱い場合も

タイルを落としたり、重い物を落とすと割れたり、欠けたりする可能性があります。
硬さ

硬いのでクッション性がなく、人やペットの足腰に負担がかかる事もあります。
おしゃれな玄関アプローチのデザイン例
和風な玄関アプローチ

北欧風な玄関アプローチ

アメリカン・西海岸風の玄関アプローチ

和モダンな玄関アプローチ

ログハウス 玄関アプローチ

ホテルライク・リゾート風な玄関アプローチ

洋風な玄関アプローチ

輸入住宅 玄関アプローチ

ロックガーデン・ドライガーデンの玄関アプローチ

外構・エクステリアとの組み合わせ
玄関アプローチとウッドデッキ

玄関アプローチとウッドデッキがスムーズにつながることで、家の外観に統一感が生まれます。アプローチからそのままウッドデッキに移動できるように設計することで、動線が自然になり、使い勝手も良くなります。
玄関アプローチとカーポート

玄関アプローチとカーポートは、日々の暮らしの中で「車から降りて家に入るまでのルート」を構成する重要な要素です。スムーズで安全な動線を確保することで、雨の日も濡れずに玄関まで移動できるなど、快適性が向上します。
玄関アプローチとサイクルポート

玄関近くにサイクルポートを配置することで、家族の目が届きやすくなり防犯性がアップします。加えて、照明や防犯カメラを設置すれば、さらに安心です。通学やお出かけの際にストレスなく移動できる導線を確保すると便利です。
玄関アプローチと照明

照明は、夜間のアプローチを安全に歩くために必須です。足元を照らす事で転倒などの事故を防げます。また不審者の侵入を抑止する効果があります。人感センサー付きライトを使えば、普段は省エネで、必要な時だけ点灯するので非常に実用的です。
玄関アプローチと目隠しフェンス

道路や隣家から玄関ドアが直接見える配置の場合、目隠しフェンスで視線を遮ることで、家族の出入りを外部から見られにくくできます。特に都市部の住宅では、通行人との目線のバッティングを避けるために非常に効果的です。
玄関アプローチと駐車スペース

車から降りて、スムーズに玄関にアクセスできる導線設計が最も大切です。雨の日や荷物が多い日でもストレスなく移動できるよう、できるだけ直線的で平坦な動線を確保しましょう。
玄関アプローチと人工芝

人工芝をアプローチの脇や通路の間に配置することで、自然でやさしい印象の玄関まわりを演出できます。無機質になりがちなアプローチも、緑を加えることで温かみが生まれます。雑草対策や転倒してもケガをしにくいというメリットもあります。
玄関アプローチとパーゴラ

玄関アプローチの途中や玄関前にパーゴラを設けることで、空間に高さと奥行きが加わり、外観に上質な印象を与えます。門柱やフェンスと違い、「天井のあるアプローチ」としてエントランス全体を印象的に演出できます。
玄関アプローチと門柱

門柱は、来訪者が玄関へ進む最初の接点です。アプローチの入り口に門柱があることで、ここが家の入口だという視覚的サインになります。玄関への道筋を自然に導いてくれるため、動線の整備にもつながります。
玄関アプローチの種類(施工編)
では上記の素材を使ってどのような玄関アプローチが施工できるのかのご紹介です。また、ちょっと珍しい特殊なアプローチもご紹介いたします。
洗い出しの玄関アプローチ

踏み石を使った飛び石(ステップ)

飛び石は、庭の中をゆっくり歩く「間(ま)」を楽しむ発想から生まれた日本の伝統的な手法です。庭にリズムと奥行きを生み出し、静けさと風情ある空間をつくります。土や砂利の中に間隔を空けて石を配置するので、狭いスペースでも効果的に使えます。自然素材との相性が良く、植栽ともなじみやすいです。
スタンプコンクリート

生乾き状態のコンクリートに、専用の型(スタンプ)を押しつけて模様を転写し、色を加えることで、まるで天然石やレンガ、木目のように見せる技法です。本物の素材を使わずにデザイン性の高い外観が実現できるため、コストパフォーマンスに優れた舗装方法として人気があります。
インターロッキング

インターロッキングとは「かみ合わせる」の意味でコンクリート製のブロックやレンガとその施工方法を指します。歩道・駐車場・庭・公園などでよく見かけます。コンクリートなどで固定するものではないので地盤の影響を受けやすい性質があります。
乱形石を使った乱張りの玄関アプローチ

天然石ならではの風合い・色合い・重厚感があり、アプローチを品格ある空間に仕上げてくれます。光の当たり方によって表情が変わるのも魅力です。不規則な石の形を活かして敷き詰めることで、アートのような模様が生まれます。
敷石を敷き詰めたアプローチ

天然石(御影石・鉄平石・砂岩など)を使うことで、高級感と重みのあるアプローチに仕上がります。特に和風住宅やモダンな邸宅に非常によく合います。一枚一枚異なる模様・色合い・質感があります。そのため、画一的でない自然な表情を楽しめる点が大きな魅力です。
ローラーストーン

専用の特殊材料(樹脂+骨材)を既存の床面に塗布し、ローラーなどで模様をつけていく仕上げ技法です。見た目は「石貼り」「レンガ敷き」「タイル風」などに見せられますが、実際は塗装仕上げなので、費用や工期を抑えられるのが特長です。推しや会社のロゴ等、自由に描けるのも人気の理由です。
ピンコロを使ったアプローチ

ピンコロのアプローチは表面がザラザラしているので滑りにくく、色を組み合わせたり、同じ色だったりとデザイン性にも優れています。インターロッキング同様、手間が掛かる事と多少のサイズむらがあるのがデメリットです。
玄関アプローチの高低差・段差解消
住宅のバリアフリー化が進む中、玄関アプローチの段差解消は多くの家庭にとって重要な課題となっています。特に高齢の家族がいる場合や将来的に長く暮らすことを考えたとき、段差のないスムーズな導線を確保することは非常に大切です。
高低差を解消するアプローチのデザイン例
玄関アプローチの高低差を解消するには、単純に階段を作るだけでなく、外構全体のデザインとのバランスが重要です。以下はよく採用される方法の一例です。
スロープの設置

段差をなくす最もポピュラーな方法がスロープです。勾配を緩やかに設計すれば、見た目もスタイリッシュで、安全性も高まります。
階段+踊り場

高低差が大きい場合は、途中に踊り場を設けることで疲れにくくなります。手すりを併用すればさらに安心です。
土留め+植栽でナチュラル

高低差を土留めで処理し、その上に植栽を配置することで、自然な形で段差をカバーできます。デザイン性と機能性の両立が可能です。
段差解消のメリット
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車椅子やシルバーカーの移動がしやすい
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転倒事故のリスクを減らせる
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雨や雪の日も滑りにくく安全に通行できる
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将来のリフォームコストを抑えられる
おすすめの玄関アプローチ

枕木と砂利のアプローチ

タイルアプローチ

人工芝とコンクリートのアプローチ
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