
おしゃれで機能的な外構を実現するために、多くの住宅で採用されているのが外構に使われるピンコロ石です。最近では、デザイン性だけでなく、耐久性や施工の自由度の高さからも注目を集めています。本記事では、ピンコロ石の基本知識から施工例、費用感までを詳しくご紹介します。
外構ピンコロとは?基本を知ろう
「ピンコロとは」という疑問を持つ方は少なくありません。ピンコロとは、花崗岩などの天然石をサイコロ状(通常90mm角など)にカットした石材で、主に外構工事に使用されます。名称の由来は、その形状が「ピン」とした「コロコロ」した石、つまり小さくて角ばった形から来ており、ヨーロッパでは古くから石畳として使われてきた歴史ある素材です。
ピンコロ石は以下のような特徴があります:
- 自然石ならではの風合い
- 高い耐久性
- 滑りにくい
- 加工がしやすい
このような特性から、門まわり、アプローチ、花壇、駐車スペースなど、さまざまな外構デザインに取り入れられています。
ピンコロのサイズについて
ピンコロにもサイズがあります。またそれぞれ使用方法も変わってきます。
半ピン(約9×9×4.5)

駐車場・アプローチなど
90角(約9×9×9)

花壇の縁、アプローチ、目地部分など
2丁掛け(約9×19×9)

車両通行のある駐車場や広いスペース・花壇など
3丁掛け(約9×29×9)

耐荷重が求められる場所、階段の縁・花壇など
外構ピンコロの色バリエーションと選び方

ピンコロ石には様々な色があります。外構デザインにおいて色は非常に重要です。建物の外観や周囲の景観に合わせて選ぶことで、統一感のある美しい空間が実現します。
白系(白御影石など)

上品で清潔感があり、和洋問わず合わせやすい
黒系(黒御影石など)

重厚感があり、高級感のある外構におすすめ
ピンク系(桜御影石など)

やさしく柔らかい印象で、ナチュラルな庭にぴったり
グレー系

落ち着いた雰囲気で、汚れが目立ちにくい
外構にピンコロ石を使うメリット
ピンコロ石を選ぶメリットは、デザインの自由度と耐久性にあります。表面はザラザラしているため、滑り止めのメリットもあります。
デザイン性の高さ

ピンコロ石は天然石のため、ひとつひとつに個性があります。色合いや模様、質感などが微妙に異なるため、敷き詰めるだけで自然な美しさが演出できます。曲線的なラインを描くことも可能で、自由なデザインが可能です。
耐久性とメンテナンス性

ピンコロ石は非常に硬く、車が乗り入れるような駐車場にも使用できるほどの耐久性を持っています。また、経年による変化も味わいとなるため、定期的なメンテナンスも最小限で済みます。
滑りにくく安全

表面にざらつきがあるため、雨の日でも滑りにくく、安全性が高いのも特徴です。小さなお子様や高齢者がいるご家族にも安心です。
ピンコロ石を使った外構の施工例
ピンコロ石はさまざまな場所に活用できます。以下に施工例をご紹介します。
玄関アプローチ

ピンコロ石を曲線的に敷くことで、柔らかな印象のアプローチが作れます。モダンな住宅にも、ナチュラル系の住宅にもマッチします。またザラザラした質感は滑り止めとしての機能も果たします。何色かの色を組み合わせるとおしゃれになります
駐車スペースの目地

コンクリートの駐車場にピンコロ石を目地として配置することで、無機質な印象を和らげ、デザイン性をアップできます。色や組み合わせによって印象もかなり変わってきます。
花壇や囲い

花壇の縁取りや、植栽スペースの囲いとしてもピンコロ石は活躍します。高さを揃えて積むことで、立体感のある外構になります。
外構ピンコロ石の施工を成功させるポイント
ピンコロ石を使った外構施工を成功させるには、以下のポイントを押さえましょう。
頼できる施工業者を選ぶこと

ピンコロ石は見た目が美しい反面、施工には技術が求められます。施工実績が豊富な業者を選びましょう。
色やデザインの打ち合わせをしっかり行う

敷き方や色の組み合わせによって雰囲気は大きく変わります。
用途に合ったピンコロ石を選ぶ

アプローチ、駐車場、花壇など、用途に適したサイズ・色・素材を選ぶことが重要です。
まとめ:外構ピンコロ石で理想の空間づくりを
ピンコロ石は、外構 ピンコロとはという基礎から理解を深めることで、その魅力を最大限に活かせる素材です。ピンコロ石を取り入れることで、住まいの印象が格段にアップし、耐久性やメンテナンス性にも優れた空間を実現できます。また、色の選び方次第で印象もガラッと変わりますし、費用を事前に把握することで、無理のない施工計画も立てやすくなります。おしゃれで長持ちする外構をお考えの方は、ぜひピンコロ石の採用を検討してみてください。自分たちだけの特別な外構空間をつくるための第一歩になるはずです。
この記事がピンコロ石の魅力と外構への取り入れ方を知る手助けとなれば幸いです。気になる方はぜひ施工業者に相談してみてください。