家づくりの中でも、予算が膨らみやすいのが「外構工事」です。理想の庭やアプローチを思い描いていても、実際に見積もりを取ってみると予想以上の金額になり驚く方も多いのではないでしょうか。この記事では、外構を安くするにはどうすればいいか、具体的な方法や注意点をわかりやすく解説していきます。特にコストがかかりやすい「外構の駐車場を安くするには」どうするべきかについても詳しく紹介します。
外構工事の費用相場とは？
一般的な外構工事の費用感を知っておくことが大切です。外構の内容や使用する素材、敷地の条件によって価格は大きく変動します。
- シンプルな一戸建ての外構工事：50万円～150万円
- 門まわり・アプローチ・フェンス・駐車場などを一式整える場合：200万円～300万円以上
外構を安くするには？見直すべき7つのポイント
1. プランをシンプルにする
外構を安くするには、デザインや素材選びをシンプルにまとめることが大切です。例えば曲線のアプローチや複雑な造作物は、職人の手間がかかる分コストアップにつながります。できるだけ直線的で簡素なデザインにすると費用を抑えやすくなります。
2. フェンスや門柱は必要最小限に
「家の防犯性を高めたいから」と高めのフェンスや門扉を選びたくなりますが、これが外構費用を一気に上げる要因です。外構を安くするには、目隠しや防犯を兼ねた低コストのフェンスを部分的に取り入れるなど、工夫することがポイントです。
3. DIYを取り入れる
花壇や砂利敷きなど、専門的な技術を必要としない部分は自分で施工（DIY）することで大幅なコストダウンが可能です。近年では、初心者でも扱いやすいガーデニングキットや舗装材もホームセンターで手軽に手に入ります。
4. 複数社から相見積もりをとる
外構業者によって金額はかなり差があります。必ず2～3社以上の相見積もりを取りましょう。その際は、ただ安さだけで選ぶのではなく、施工内容・実績・保証なども比較してください。
5. 外構工事の時期を調整する
実は、外構を安くするには施工時期を工夫するのも有効です。繁忙期（春～夏）は予約が取りづらく費用も高くなりがちですが、秋冬の閑散期は値引き交渉がしやすいこともあります。
6. 不要な工事を削る
当初のプランに「本当に必要かどうか迷う工事」がある場合は、一度立ち止まって考えてみましょう。例えば、芝生を一面に敷くよりも一部を人工芝にする、植栽は後から少しずつ追加するなど、段階的な工事にするだけでも予算は大きく変わります。
7. カーポートや物置は後から設置
住宅ローンに組み込みやすいという理由で、新築時にすべての外構を完成させようとすると高額になりがちです。カーポートや物置などは後付けでも対応できるため、まずは最低限の外構に抑え、必要に応じて追加する形がおすすめです。
外構の駐車場を安くするには？素材選びがカギ
外構の中でも、駐車場の舗装は特に面積が広く、費用がかかりやすいポイントです。駐車場の外構を安くするには、使用する舗装材の種類と施工方法を見直すことが効果的です。
コンクリート舗装
一般的な駐車場の舗装としてよく使われますが、1平米あたり約8,000円〜12,000円程度が相場です。見た目がきれいで耐久性がある一方で、価格は高めです。一部だけコンクリートでそれ以外は砂利などの組み合わせもあります。
砂利舗装（防草シート併用）
コスト重視なら砂利敷きがおすすめです。1平米あたり2,000円〜5,000円程度と格安。防草シートを下に敷くことで雑草対策もできます。施工も比較的簡単でDIYにも向いています。
まとめ：外構を安くするには、”考え方”の工夫がカギ！
外構を安くするには、デザインの引き算・素材の工夫・施工範囲の見直しが大きなカギになります。駐車場を含む広範囲の舗装は、特に予算を圧迫しやすい部分。どこにコストをかけて、どこを抑えるかのバランス感覚が重要です。「おしゃれで機能的な外構を実現したいけど予算が限られている」という方は、まずは信頼できる外構業者に相談してみましょう。プロの視点で予算に合わせた提案をしてくれるはずです。費用を抑えつつも、暮らしを快適にする外構づくりをぜひ実現してください。