外構でつくるプライベート空間|人目を気にせずくつろげる庭づくりのコツ

2025年10月28日 | 外構ブログ

家の中だけでなく、庭やテラスなどの外構も「自分たちだけのプライベート空間」として楽しむ人が増えています。せっかくの庭があっても、外からの視線が気になって使えていない…という声も多いもの。この記事では、外構でプライベート空間をつくるためのポイント、人気のデザイン事例、そして失敗しない外構づくりのコツをわかりやすく紹介します。

外構でプライベート空間をつくるメリット

外構にプライベート空間を取り入れると、次のようなメリットがあります。

1. 家族で寛ろぐ「もうひとつのリビング」に

人目を気にせず過ごせる庭は、リビングの延長として活用できます。朝食をとったり、子どもが安全に遊んだり、夜は夫婦でお酒を楽しんだりと、屋外とは思えないほど快適な時間が過ごせます。

2. 防犯性の向上にもつながる

外から丸見えの外構よりも、適度に視線を遮る外構の方が防犯性が高まります。「見えない」「入りにくい」と感じさせることで、不審者の侵入を抑止する効果も期待できます。

3. デザイン性の高い外観に

外構にプライベート空間をつくることで、建物全体の印象が引き締まります。フェンスや植栽をうまく使えば、「閉じすぎず、開放感もある」バランスの取れたデザインが可能です。

外構でプライベート空間をつくるポイント

では、どのように外構でプライベート空間をつくれば良いのでしょうか。ここでは、実際の施工現場でもよく採用されているポイントを紹介します。

1. フェンス・塀で視線をコントロールする

最も基本となるのが、フェンスや塀による目隠しです。ただし、高すぎる塀は圧迫感が出てしまうため、高さやデザインのバランスが重要です。素材も多様で、アルミ・木調・樹脂など外観に合わせて選べます。最近では「木目調アルミフェンス」が人気で、自然な温もりと耐久性を両立できます。

道路に面する部分

高さ180cm前後の目隠しフェンス

隣家との境界

隙間があるルーバータイプで風通しを確保

テラス周り

縦格子フェンスやガラスパネルでデザイン性を演出

2. 植栽でやわらかく仕切る

塀やフェンスだけでなく、植栽を利用して自然に視線を遮る方法も人気です。常緑樹を使えば、年間を通して目隠し効果が続きます。植栽は外構のデザイン性を高めつつ、風や光を通して閉鎖的になりすぎないのが魅力です。おすすめは下記の通りです。

シマトネリコ

明るい印象で人気の常緑樹

ソヨゴ

成長がゆるやかで手入れがしやすい

オリーブ

シルバーリーフが外構に映える

トキワマンサク

花も楽しめて彩りをプラス

3. タイルデッキやウッドデッキで快適な居場所をつくる

プライベート空間の中心となるのが、タイルデッキやウッドデッキです。屋内からの動線をそのまま外に延ばすことで、自然に庭を活用できるようになります。さらに、屋根付きのパーゴラテラス屋根を組み合わせれば、日差しや雨を気にせず快適に過ごせます。

タイルデッキ

モダンで掃除がしやすく、メンテナンスが簡単

ウッドデッキ

温かみがあり、ナチュラル外構と好相性

4. 照明で夜も楽しめるプライベート外構に

プライベート空間は「昼だけ」ではもったいないです。外構照明を取り入れることで、夜も雰囲気のある空間になります。照明があることで安全性も高まり、防犯面でも効果的です。おすすめの照明演出は以下の通りです。

デッキ階段やアプローチに埋め込みライト

植栽の足元にアップライトで立体感を演出

壁面やフェンスに間接照明でやわらかな光を

外構プライベート空間のデザイン事例

高めの塀+ガビオンでスタイリッシュに囲む

モルタル塀やガビオン(石を詰めた金網)を使うと、デザイン性の高いプライベート外構が完成します。外からは見えにくく、内側は落ち着いた空間に仕上がります。

パーゴラ付きデッキでアウトドアリビングを実現

リビングから続くウッドデッキにパーゴラを設置し、日除けシェードをかけることで快適なプライベート空間に休日に家族でBBQを楽しんだり、テーブルを置いてティータイムを過ごすこともできます。

半目隠しフェンス+植栽で「ほどよく見えない」外構

完全に閉じてしまうと圧迫感がありますが、ルーバーフェンス+植栽の組み合わせなら、風と光を取り入れながら視線を遮れます。昼は緑が映え、夜はライトアップで雰囲気も抜群です。

プライベート空間をつくる際の注意点

1. 「閉じすぎ」に注意

視線を完全に遮ろうとすると、風通しや採光が悪くなることも。視線をコントロールする位置を意識し、「見せる部分」と「隠す部分」を分けましょう。

2. メンテナンス性も考慮する

植栽や木製フェンスは、定期的な手入れが必要です。
忙しい方にはメンテナンスが少ない素材(アルミやタイルなど)を選ぶと安心です。

3. 隣家との距離感を大切に

隣家の窓や生活動線と干渉しないよう、外構プランを立てる前に視線の高さ・角度を確認するのがポイントです。トラブルを防ぐためにも、施工前に図面でチェックしておきましょう。

外構プライベート空間づくりの費用目安

プライベート空間の外構費用は、デザインや使用する素材によって大きく異なります。「どの程度プライベートにしたいか」「どんなデザインが好みか」によって、コストも変動します。複数の要素をバランスよく取り入れるのがポイントです。「どの程度プライベートにしたいか」「どんなデザインが好みか」によって、コストも変動します。複数の要素をバランスよく取り入れるのがポイントです。おおよその目安としては以下の通りです。

内容費用目安(税込)
目隠しフェンス設置(10m)約20〜40万円
タイルデッキ設置(10㎡)約30〜60万円
植栽・照明込みの外構一式約100〜200万円

「どの程度プライベートにしたいか」「どんなデザインが好みか」によって、コストも変動します。
複数の要素をバランスよく取り入れるのがポイントです。

外構で理想のプライベート空間をつくるために

外構のプライベート空間づくりは、デザイン・機能・防犯性のバランスが重要です。家族がリラックスできる空間を実現するためには、プロの外構業者に相談して、敷地や建物に合わせたプランを立てることをおすすめします。目隠しフェンスひとつでも、素材や高さ、配置で印象が大きく変わります。実際の施工例を見ながら、自分たちのライフスタイルに合う外構を考えていきましょう。

まとめ

外構でプライベート空間をつくることで、日常の中に「小さな癒しの時間」を持つことができます。これらを意識すれば、家族みんなが安心してくつろげる庭が実現します。あなたの理想のプライベート外構を、ぜひ一歩ずつ形にしてみてください。

  • フェンスや植栽で視線をコントロール
  • デッキや照明で快適な居場所をつくる
  • デザインと機能を両立させる

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