
美しい景観と手入れのしやすさを両立する外構のスタイルとして、近年注目を集めているのが「ロックガーデン」です。自然石や低木、枕木、ガビオンなどを活用し、おしゃれで個性豊かな外構を演出できます。
この記事ではDIYの方法やおすすめの低木、石の種類、化粧砂利の選び方、さらにライトアップや人工芝、アメリカンフェンスとの組み合わせ方など、包括的に解説します。
ロックガーデンとは?ドライガーデンとの違いは?

ロックガーデンとは、自然石や砂利、低木や乾燥に強い植栽を使った、ナチュラルかつ手入れのしやすい庭づくりのスタイルです。日本では「ドライガーデン」とも呼ばれ、外構に採用されるケースが増えています。なのでどちらも同じ物と言えます。
ロックガーデンのメリット
①雑草が生えにくくメンテナンスが楽
②ナチュラルでおしゃれな見た目
③乾燥に強く、灌水の手間が少ない
④石の配置で個性を表現できる
⑤狭いスペースでも取り入れやすい
ロックガーデンのデメリット
①初期費用が高くなる場合がある
②緑が少なく、無機質な印象になることも
③植栽の選定を誤ると枯れる可能性がある
④砂利や石の下に雑草が繁殖することもある
そのため、外構にロックガーデンを取り入れる際は、植栽や石の種類の選定がとても重要です。
ロックガーデンにおすすめの石の種類とは?
ロックガーデンで使われる石にはさまざまな種類があります。「ロックガーデン 石の種類」は見た目と機能性の両面で選びましょう。
琉球石灰岩

柔らかな色合いと軽さが魅力で、南国風ロックガーデンに最適
ピンコロ石

アプローチに最適で、整った形状が特徴。
化粧砂利

色やサイズが豊富で、アクセントや雑草対策にも効果的。
溶岩石・鉄平石

無骨な印象でドライガーデンにおすすめ。
ロックガーデンに合う植栽|おすすめの低木・樹木
ロックガーデンの植栽は、乾燥に強く、成長が穏やかな植物が推奨されます。また「ヤシの木」を取り入れることで、ぐっと南国リゾート風の雰囲気が加わり、個性が際立ちます。
ユッカ

尖った葉が印象的でロックガーデンと相性抜群
アガベ

ドライガーデンの王道
オリーブ

ナチュラルな雰囲気と相性◎
フィリフェラオーレア

彩りと個性を演出
ドラセナ レッドスター

存在感がありアプローチのシンボルに最適
ロックガーデンにおすすめのヤシの木の種類

1. ココスヤシ(ココスパルム)
- 冬にも比較的強く、関東以南での植栽が可能
- 大きくなりすぎないため、住宅の外構に最適
- ロックガーデン×アメリカンフェンスとの組み合わせにもよく合う
2. ワシントンヤシ
- 背が高く、玄関アプローチや敷地のシンボルとして映える
- ドライガーデンやガビオンとの相性も◎
3. シンノウヤシ(シュロチク)
- 日本の気候に合い、和テイストのロックガーデンにも違和感がない
- 落葉が少なく、メンテナンス性も高い
4. フェニックスロベレニー
- 小型で鉢植えもできるため、限られたスペースでも配置可能
- ロックガーデンのアクセントとして最適
外構でロックガーデンをDIYするには?
ロックガーデンをプロに頼まず、DIYで行う場合は、計画性と基礎知識が不可欠です。
①デザインを決める
おしゃれな外構を目指すなら、雑誌やSNSでイメージを固めましょう。「ロックガーデン アプローチ」「ロックガーデン アメリカンフェンス」などのキーワード検索でのスタイルも参考に。
②下地づくり
雑草防止シートを敷き、化粧砂利やピンコロ石、琉球石灰岩などで基礎を整えます。
③石の配置
ロックガーデンで重要なのが石の配置バランス。「ロックガーデン 石の種類」によって印象が大きく変わります。
④植栽を配置
低木や樹木、ヤシの木などを配置します。「ロックガーデン 低木 おすすめ」や「ロックガーデン 樹木」のキーワードなど検索での選び方もポイントです。
⑤装飾を追加
枕木や人工芝、ライトアップ、ガビオンなどを取り入れると、より完成度が高くなります。
ロックガーデンと外構アイテムの組み合わせ
ロックガーデン × 枕木

「ロックガーデン+枕木」の組み合わせは、ナチュラルな木質感と無機質な石のコントラストが魅力。アプローチや階段の縁取りに最適です。
ロックガーデン × ガビオン

「ロックガーデン+ガビオン」の組み合わせはモダンな印象を与えます。石を金網に詰めた構造物は、塀やベンチにも応用可能です。
ロックガーデン × アメリカンフェンス

「ロックガーデン+アメリカンフェンス」のスタイルは、西海岸風ガーデンやアウトドアテイストにぴったり。オープンな外構にも向いています。
ロックガーデン × 人工芝

「ロックガーデン+人工芝」は、石と緑のコントラストを手軽に演出可能。メンテナンスの手間も少なく、子どもやペットの遊び場としても有効です。
ロックガーデンのアプローチデザインとライトアップ
ロックガーデンと玄関アプローチ

「玄関アプローチ+ロックガーデン」では、ピンコロ石や枕木、化粧砂利を活用した導線づくりが人気。アプローチに植栽や照明を加えることで、印象的なエントランスを演出できます。
ロックガーデンのライトアップ

「ロックガーデン+ライトアップ」は、夜間の防犯性と演出性を両立。低木の根元や石の裏から照らすことで、幻想的な雰囲気に仕上がります。
ロックガーデンのメンテナンス方法
ロックガーデンのメンテナンスは比較的簡単ですが、以下の点に注意しましょう。
- 年2〜3回の雑草抜き
- 植栽の剪定・枯れチェック
- 砂利や化粧石の補充
- 照明の電球チェック(ソーラー式はパネル清掃も)
ロックガーデンに向いている人・向いていない人
ロックガーデンに向いている人
- 手入れの時間を減らしたい人
- シンプルで無駄のない外構を好む人
- ナチュラル・ドライ・アメリカンなどのスタイルが好きな人
- 狭いスペースを有効活用したい人
ロックガーデンに向いていない人
- 四季折々の花を楽しみたい人
- 緑の量が多い庭を希望する人
- 和風庭園や自然な芝生にこだわりがある人
まとめ|外構にロックガーデンを取り入れて個性ある空間づくりを
「外構 ロックガーデン」は、美観と機能性を両立できる現代的なスタイルです。石や植栽の選定、ライトアップ、アメリカンフェンスや人工芝との組み合わせなど、自由度の高いデザインが可能です。DIYも可能ですが、理想の仕上がりに近づけるためには、プロの提案や施工も検討するのがベストです。
これから外構リフォームや新築の外構を計画している方は、ぜひロックガーデンを取り入れたおしゃれな外構づくりを目指してみてください。