セミクローズ外構のメリット・デメリット 防犯対策など

2024年08月15日 | ブログ

セミクローズ外構とは

オープン外構とクローズ外構の良い部分を掛け合わせた外構スタイルです。プライバシーを守りつつ、ある程度の解放感も保ちつつの外構ですが、逆を言えば中途半場とも言えます。はっきりとした概念がないので施主様による考え方が如実に出るパターンになります。メリット・デメリットは下記の通りです。

セミクローズ外構のメリット

プライバシーの確保と開放感の両立

すべて高い塀やフェンスで囲まずに、ポイントで目隠しを施します。そうすることで必要なスペースのみにプライバシーを確保しつつ、すべて囲わないため敷地全体が閉塞感を感じさせないデザインにできます。

コストを抑えられる

クローズ外構に比べて、全体を囲む塀やフェンスが不要なため、初期費用や維持費を抑えられます。メンテナンスの手間もその分、少なくなります。

デザインの柔軟性

クローズ外構とオープン外構のメリットを組み合わせたデザインが可能です。例えば、部分的に高い塀を設けつつ、その他の部分は生垣や低いフェンスで囲むことで、自然な景観を作り出すことができます。家のスタイルや周囲の景観に合わせた外構設計が可能です。

防犯性と地域とのつながりのバランス

完全にふさいでいないので、地域住民からの見守りが期待でき、孤立感を感じにくくなり、防犯効果を保ちながらも開放感も出す事が出来ます。

風通しと日当たりの確保

塀やフェンスを必要な場所のみも配置することで、風通しや日当たりを適度に確保でき、植栽も育ちやすくなり、快適な生活空間を維持できます。

セミクローズ外構のデメリット

プライバシー確保が不完全

クローズ外構よりは完全なプライバシー確保はできませんので一部のエリアでは不完全になることもあります。事前にしっかりと打合せをしましょう。

防犯性が不完全

プライバシー確保が不完全なのと同様に、完全に閉じたクローズ外構と比べて防犯性は若干劣ります。侵入のリスクがゼロではないため、追加の防犯対策が必要な場合があります。

デザインのバランスが難しい

クローズ外構とオープン外構の要素が必要なため、適切に設計しないと、統一感に欠ける外観になったり、そもそもの目的が果たせなくなる場合もあります。

部分的なコストがかかる

デザインや使用する材料によっては、オープン外構よりはコストが高くなります。特に部分的に高価な材料や手の込んだデザインを採用する場合、さらに費用がかさむことがあります。コスト的にも中間のスタイルになることが多いでしょう。

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